抄録
X線Computed Tomography(CT)画像から牛部分肉における脂肪交雑の評価の可能性およびその精度を検証した.供試牛2頭から胸最長筋を含む8つのブロック肉を採取しCT撮影を行った.その後,ブロック肉を厚さ2cm間隔でスライスし,ミラー型撮影装置を用いて高精細画像を得た.CT画像および高精細画像(同一面60組)をそれぞれ画像解析し,画像解析4形質(筋肉面積,脂肪面積割合,あらさ指数,細かさ指数)について,それぞれの相関関係を調査した.CT画像と高精細画像から算出した筋肉面積(r=0.991),脂肪面積割合(r=0.927)およびあらさ指数(r=0.861)の相関係数は有意に高い正の値を示した(P<0.01).細かさ指数では低い相関係数(r=0.329,P<0.05)が算出された.X線CT法は,非破壊的に脂肪交雑の面積割合やあらさをある程度,評価することが可能であった.