乳用育成雌牛において濃厚飼料に配合されているトウモロコシを破砕玄米に代替することによるルーメン内容液性状,血液性状,窒素利用性等に及ぼす影響を調査した.平均12.3ヵ月齢の乳用育成牛4頭を用い,圧ぺんトウモロコシもしくは破砕玄米を乾物で25%含む発酵混合飼料を作成し,2区(トウモロコシ区および玄米区)の反転試験法による飼養試験を行った.玄米区で非繊維性炭水化物(NFC)消化率が高く(P<0.05),中性デタージェント繊維(aNDFom)消化率が低い傾向(P<0.1)を示した.ルーメン内容液性状に顕著な差はなく,血液性状にも差はなかった.尿中への窒素排泄割合が玄米区で低かった(P<0.05).これらの結果から乳用育成牛に破砕玄米25%飼料を給与した場合,NFC消化率やaNDFom消化率に若干の差はあるものの ルーメン内容液性状および血液性状には顕著な影響はないことから,代替可能と考えられた.