ランダムフォレスト(RF)を使用して画像解析および枝肉格付形質から枝肉単価を予測した.供試牛は2015年から2019年(DS2015)および2022年(DS2022)に北海道の枝肉市場に出荷された黒毛和種13,046頭を使用した.枝肉単価の予測における特徴量の重要度は,肉質,相場,歩留の順に高かった.画像解析形質からは胸最長筋・僧帽筋の面積および脂肪面積割合が枝肉単価に影響していた.予測精度はR2値で0.86であり,RFは従来の回帰分析よりも高い精度で枝肉単価を予測できることが示唆された.しかしながら,瑕疵の程度の大きな枝肉やバランスの悪い枝肉については,高い精度で枝肉単価を予測することは難しいことが示唆された.さらに,DS2015で作成したモデルを用いてDS2022の枝肉単価を予測したところ,精度が低下し,枝肉単価の決定傾向が年代で異なっている可能性が示唆された.