日本畜産学会報
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技術報告
肥育中後期におけるアミノ酸バランス改善飼料の給与が交雑種去勢牛の肥育成績および尿中窒素排せつ量に及ぼす影響
齋藤 順子齋藤 一久福島 正人池田 純子石本 渚小野 陽人野口 宗彦神谷 充中野 美和赤田 花林樋口 幹人
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2025 年 96 巻 4 号 p. 347-353

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抄録

アミノ酸バランス改善飼料の給与が交雑種去勢牛の増体,枝肉成績,リブロースの脂肪酸組成,および尿中窒素排せつ量に及ぼす影響を検討した.試験1で,肥育中後期に慣行配合飼料を与えた対照区12頭と,配合飼料のタンパク質を減らしてバイパスリジンとバイパスメチオニンを補給した試験区12頭を比較した.日増体量は対照区1.14 kg/日,試験区1.20 kg/日で有意差は認められなかった.枝肉重量,胸最長筋面積,ばらの厚さ,皮下脂肪の厚さ,牛脂肪交雑基準などの枝肉形質,リブロースの粗脂肪含量にも有意な影響は認められず,交雑種去勢牛の肥育中後期にアミノ酸バランス改善飼料を与えても生産性は維持された.試験2で,肥育中期の4頭に慣行配合飼料とアミノ酸バランス改善飼料の2種類の飼料を与えて,1期21日間の2×2クロスオーバー試験を実施した結果,アミノ酸バランス改善飼料を与えると尿中窒素排せつ量は有意(P<0.05)に減少することが確認された.

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