1963 年 34 巻 3 号 p. 186-191
白色レグホン種の雄初生ヒナを用いて,3~4週間の試験を行なった.大豆粕を蛋白質源とする全植物性精製飼料を基礎飼料とし,これに2%および5%の魚粉を添加して用いた,全植物性飼料および魚粉添加飼料のそれぞれのビタミン含量は,NRC (National Research Council, U. S. A.)標準量と過剰量の2水準にした.
その結果,白色レグホン種のヒナでは,ある種のビタミンの要求量が,NRC標準量より高いことを再確認した.また,魚粉の添加によって,成長促進効果が認められた.
さらに,ビタミンを十分に含む条件のもとで,魚粉とフィッシュ•ソリュブルの添加効果について反復検討した.しかし,これらの添加効果があるとはいえない成績を得た.フィッシュ•ソリュブルの灰分には,成長促進効果が認められなかった.