日本畜産学会報
Online ISSN : 1880-8255
Print ISSN : 1346-907X
ISSN-L : 1880-8255
短期の環境温度変化が牛血漿甲状腺刺激ホルモンおよび甲状腺ホルモン濃度におよぼす影響
甫立 孝一甫立 京子川端 麻夫上家 哲
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 53 巻 1 号 p. 39-44

詳細
抄録
ホルスタイン種未経産牛4頭を2つの人工気象実験室に19日間収容して,環境温度を常温(16°C)から,低温(4°C)と高温(28°C)へ変換する短期間の温度感作が牛の血漿甲状腺刺激ホルモン(TSH)および甲状腺ホルモン濃度におよぼす影響を調べるとともに,甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)の投与に対するこれらホルモンの反応が環境温度の変化により影響されるかどうかを検討した.血漿中のTSHおよび甲状腺ホルモン濃度は,それぞれラジオイムノアッセイで測定した.本実験で用いた環境温度条件下で,1) ホルスタイン種未経産牛の血漿TSH濃度は環境温度の変化により著しい影響を受けなかった,2) 温度変換開始後24時間の血漿甲状腺ホルモン濃度には温度感作の影響による変化が認められた,3) 外因性のTRHに対する血漿TSHおよび甲状腺ホルモンの反応の大きさは環境温度の変化により著しく影響されなかった.
著者関連情報
© 社団法人日本畜産学会
前の記事 次の記事
feedback
Top