日本畜産学会報
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子牛用混合飼料に含まれるオーチャードグラス乾草の評価
小林 泰男関根 純二郎大久保 正彦朝日田 康司
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1982 年 53 巻 11 号 p. 736-742

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抄録
オーチャードグラス主体1番刈細切乾草および同2番刈細切乾草を,濃厚飼料と一定比で混合した飼料を給与した子牛のエネルギーおよび窒素(N)出納成績をもとに,両乾草の評価を行なった.なお混合比は,13週齢までは乾草4に対し濃厚飼料6,15週齢以降は6:4とした.ホルスタイン種雄子牛8頭を給与乾草の種類(上記)により2群に分け,所定の飼料を定量制限給与した.供試牛は6週齢で離乳させた後,7,9,11,13,17,21および25週齢に代謝試験を実施し次の結果を得た.1) 供試牛は混合飼料を選択なく摂取し,発育も良好であった.2) 摂取エネルギーの消化率および代謝率は両群に差はなかった.3) 飼料のN含量は1番刈乾草給与群の方で低かったが,Nの消化率は同群で高かった.また尿中損失Nも同群で多かった.4) 摂取Nの蓄積効率は両群に差はなかった.5) 本試験で用いられた乾草の品質を考慮したうえで,従来,子牛には不適とされてきたイネ科1番刈乾草も同2番刈乾草と同様,あるいはそれ以上に利用可能であると思われた.
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