日本畜産学会報
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北海道十勝地方のホルスタイン種乳牛における繁殖効率の変動
寺脇 良悟武藤 浩史小野 斉
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1982 年 53 巻 12 号 p. 792-796

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抄録
繁殖効率に対する群,季節,産次および年齢の効果ならびに繁殖効率のこれらの要因の変化に伴う推移について検討した.帯広市農業共済組合人工授精記録簿より1979年1月から12月までに初回授精を行った乳牛検定組合加入ホルスタイン種乳牛38群783記録を使用した.繁殖効率の指標彩質として,初回授精受胎率(受胎率),受胎所要授精回数(授精回数),初図授精から最終授精までの日数(授精期間),空胎日数および分娩間隔を用いた.1) 受胎率,授精回数および授精期間に関しては,産次の効果が統計的に認められた.2) 空胎日数および分娩間隔は,群,産次および年齢(月齢)により影響を受けた.3) 空胎日数および分娩間隔の年齢に対する一次偏回帰係日はともに正の値であった.両形質に関する産次の効果の最小二乗定数は,選抜•淘汰により偏りを生じていると推察された.4) 群管理の改善による空胎日数および分娩間隔の短縮は,分娩から初回授精までの日数を短縮することにより達成できると推察された.5) 季節の効果は,すべての形質について認められなかった.
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