日本畜産学会報
In vitroにおけるマウス精子の運動性および受精率に及ぼすオキシトシンの効果
Thevin VONGPRALUB小〓 深
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65 巻 (1994) 8 号 p. 695-700

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抄録

培養液に添加したオキシトシンがマウス精子の運動性,先体反応率および受精率に及ぼす効果を検討した.10-10Mのオキシトシンを添加した培養液で精管•精巣上体尾部精子を5時間培養した結果,運動精子の割合は時間の経過とともに低下したが,培養開始後1時間目以降,対照に比べて有意に高い値を維持した.ハイパーアクチベーションを起した精子の割合は,培養期間を通して有意に高く,先体反応率は,培養開始後1,3および5時間に有意に高い値を示した.卵丘除去卵子の受精率は(46%),卵丘付着卵子(83%)よりも低い値を示したが,10-12,10-10および10-8Mのオキシトシンを添加した結果,卵丘除去卵子の受精率はそれぞれ64,73,57%に有意に増加した.これらの結果から,オキシトシンはin vitroにおいて精子の運動性を刺激し,受精に有効な作用を及ぼすものと推察された

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