地球環境
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気候変動下の水・土砂災害適応策の研究
小松 利光橋本 彰博
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2016 年 21 巻 2 号 p. 129-136

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抄録

地球温暖化の影響によると思われる災害外力の増大が明らかとなり、水・土砂災害の甚大化が進んでいる。これに対する早急な対策が喫緊の課題となっている。河川堤防の脆弱性が明らかになる中、河川水位の上昇を有効に抑えるのは、ダムが最も効率的かつ現実的であるが、その中でも自然環境との調和、インパクトの軽減等を考慮すると流水型ダム(穴あきダム)が最も適している。これまでダム建設は無駄な公共事業の象徴のように言われ社会から疎まれてきたが、気候変動下では極めて有望な治水対策として見直されなくてはならない時期にきている。早急な世論の認識の深まりと改善を期待したい。しかしながら、ハード整備には当然限界があり、最大のレジリエンスである人命の損失ゼロのための自助・共助を支える自主防災組織等の構築が不可欠である。本文では自主防災組織の構築・維持のための智慧や工夫についても紹介する。

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© 2016 一般社団法人国際環境研究協会
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