豊橋技術科学大学 応用化学・生命工学系
2023 年 48 巻 1 号 p. 30-33
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細胞膜内での脂質やタンパク質分子の集合体形成の機構を知るために、人工脂質二重膜の相分離についての研究がなされている。その多くでは、相転移温度が低く流動的な脂質として一不飽和アシル鎖を持つ脂質が用いられており、多価不飽和アシル鎖を持つ脂質の相分離についての研究例は少ない。本稿では、我々が最近報告した、多価不飽和リン脂質とコレステロールを含む三成分混合二重膜系で起きるドメイン形成について紹介する。
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