2024 年 49 巻 4 号 p. 2-12
生成AIは、スマートフォンをはじめとするさまざまなデバイスで利用され、私たちの創造力をサポートする重要なツールに進化しています。今年、AIに関連した研究が2件もノーベル賞を受賞したことは、既に科学分野で有効なツールになっていたことを思い知らされました。こうした中、私たちの職場や研究現場での具体的な活用方法や課題についての情報はまだ少なく、多くの方がその実態を知りたいと感じているのではないでしょうか。
本特集では、部会会員を対象にしたアンケートを行い、生成AIの利用実態を明らかにしてみました。更に、市販の生成AIを用いた執筆文を通じて、その実力を身近な事例で検証しました。これからは生成AIを上手く使いこなしていく時代になります。この機会に、生成AIの向き合い方を考えるきっかけになることを期待します。
〔担当:岩井秀隆、景山元裕、杉山由紀(五十音順)〕