ケモインフォマティクス討論会予稿集
第37回情報化学討論会 豊橋
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口頭発表
国際標準化糖鎖構造表記法WURCSの開発
山田 一作木下 聖子*松原 正陽土屋 伸一郎新町 大輔藤田 晶大青木 信幸鹿内 俊秀鈴木 芳典ソロビヨワ イェレナ藤田 典昭奥田 修二郎川嵜 敏祐成松 久
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p. O10

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抄録
糖鎖研究において産出された糖鎖データには様々な表現方法が存在しており、このことは近年のウェブ技術を利用したライフサイエンスデータベース間の連携の妨げとなっていた。そこで我々は、糖鎖構造に対する新たな表記法としてWURCS(Web3 Unique Representation of Carbohydrate Structures)を開発した。WURCSは、曖昧さを含むあらゆる糖鎖構造を一意に表せる線形表記法であり、URIとして利用可能である。併せて、糖鎖データベースの構造データからWURCSに変換するソフトウェアを開発した。これにより共通の糖鎖構造を含む分子の横断検索が可能となる。また、WURCS普及促進のためのWURCSWorkingGroupを組織し、国際標準化に向けた活動を行っている。
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