主催: 日本化学会情報化学部会
共催: 日本薬学会, 日本農芸化学会, 日本分析化学会, 日本コンピュータ化学会, 教育システム情報学会 (協賛)
p. P17
幾何学的構造とリン脂質分子のリポソームの熱的安定性について解明するために、8 種類の さまざまなリン脂質分子から構成される水中でのリポソームの理論的なシミュレーションを行った。粗子化(CG)モデルに基づいた分子力学シミュレーションを用いることにより、 溶媒和したリポソームの安定構造が得られた。さらに、それらの熱的安定性は、310K と 360K における CGモデルに基づく分子動力学(MD)シミュレーションにより検討した。100ns の CG-MD シミュレーションの結果は、リポソームの内側と外側の脂質分子の数が等しければ、360Kでも球形を保つことがわかった。リポソームの温度変化に対する構造変化の結果及び 比較についての詳細は、当日の研究ポスターにて発表する。