ケモインフォマティクス討論会予稿集
第41回ケモインフォマティクス討論会 熊本
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口頭発表
不斉希土類 N ,N’- ジオキシド誘導体を触媒とするマイケル付加反応の立体選択性発現機構の解明
*宮﨑 文畑中 美穂
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p. 2C10-

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抄録

不斉 N ,N’ - ジオキシド誘導体を配位子に持つ希土類錯体を触媒とする不斉マイケル付加反応は、希土類をスカンジウムからイットリウムに変えるだけで、生成物の立体選択性が逆転するという特徴を有する。本研究では、反応経路自動探索法の一つである人工力誘起反応法を用い、様々な立体異性体に至る反応経路を網羅的に探索することで、立体選択性発現機構を明らかにすることを目的とする。反応機構の解析から、まず一つ目の反応物であるピラゾロンが希土類に配位した中間体構造が得られることが分かった。この配位構造においてピラゾロン周りに大きな空間があり、二つ目の反応物である α , β - 不飽和カルボニル化合物の接近方向が制限されていないことから、生成物の立体選択性は、炭素―炭素結合形成段階、又は、プロトン移動段階の遷移状態の安定性によって決まることが分かった。発表では、遷移状態の構造について報告し、立体選択性発現が発現する理由について議論する。

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