理学療法学Supplement
Vol.30 Suppl. No.2 (第38回日本理学療法学術大会 抄録集)
セッションID: PP685
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地域リハビリテーション
当訪問看護ステーションにおける訪問リハの現状
*本野 由美子増山 美由紀福江 芳子高柳 公司
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抄録
【はじめに】 訪問看護ステーションひまわり(以下,当ステーション)は平成7年11月に開設し,訪問リハビリテーション(以下,訪問リハ)も同時期OT1名0.5の稼動で開始した。平成10年4月より常勤PT・OT1名づつの体制となり,平成13年4月より常勤PT2名,OT1名計3名体制で訪問リハを行っている。訪問リハの需要は多く,スタッフ増員にも関わらず1回/週もしくは0.5回/週の対応となっているのが現状である。 今回,当ステーションの現状を報告すると共に,利用者や介護者の意識調査を実施した結果を加え報告する。【対象・方法】 対象は,当ステーションにおいて平成13年4月より平成14年10月までに介護保険での訪問リハを施行した71名(男性40名,女性31名)平均年齢77.4±8.7(男性76.6±9.0,女性78.4±8.4歳)を対象とした。 方法は,1.訪問リハ記録から主病名,障害名,利用期間,利用目的,終了理由,厚生省「障害老人の日常生活自立度」(以下,寝たきり度),痴呆性老人自立度(以下,痴呆度),当ステーションの訪問看護利用の有無,他居宅サービス利用の有無,リハ内容について調査した。2.本人・家族から身体面,介護面,精神面についてそれぞれ,良くなった・変化無し・悪化したの3択にて聞き取り調査を実施した。【結果・考察】1.訪問リハ単独と当ステーションの訪問看護との併用の割合は訪問リハ単独が52.8%,併用が61.1%で,寝たきり度別では,Jランクでは併用はなく,Cランクの併用が78.9%と寝たきり度が高いものが併用している割合が高かった。2.寝たきり度の変化は,改善が12.5%,変化なし69.4%,悪化18.1%であった。3.聞き取り調査の結果は,身体面:改善37.5%,変化無し38.9%,悪化23.6%,介護面:改善27.8%,変化無し50.0%,悪化22.2%,精神面:改善43.1%,変化無し44.4%,悪化12.5%であった。寝たきり度の変化と比較すると,聞き取り調査の方が改善や変化無しとこたえた者が多かった。【おわりに】 訪問リハは,寝たきり度の維持改善や介護量の軽減などに繋がっていると考えらた。当ステーションでは,1回/週程度訪問となっているため,看護職や他居宅サービスとの連携による継続も重要と思われる。
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© 2003 by the Sience Technology Information Society of Japan
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