抄録
日本の大半を占める普遍的事例として、中小規模の私立大学である本学、一般自治体として大阪府守口市と門真市を取り上げる。官学連携の実質化を課題とし、インフォーマルな課題設定や解決、相互学習、相互変容のプロセスを通じて、自学の特色を活かして地域課題に参画し、教職員や学生が地域の魅力を発見し、「地域で学び、暮らし、自信と誇りを持って生きていく」ことの価値を、実務的な観点から具体的に明らかにした。また、ソーシャル・キャピタルの分析から、「こども・子育ての未来に向けて地域連携で取組む子育て基盤づくり」は「地域連携・拡張型」と分類した。