抄録
関係人口を創出する一つの施策としてシェアハウスに注目した。本研究はその中でも、当該シェアハウスを地域コミュニティへの関与を意識したシェアハウス“地域コミュニティ関与型シェアハウス”として定義し、関係人口を創出する機能を持った施策として体系的に捉え、当該地域はもとより他地方の多様な社会問題解決の可能性を検証する萌芽的研究として2022年度より進めている。本研究では、2022年度の研究で確認できた関係人口と定住人口との社会関係資本の拡大についてさらに推し進め、その仕方、また拡大させるポテンシャルを持つシェアハウスの住民がどのように集まるのかにフォーカスし、調査を進めた。