抄録
本研究ではリカレント学習の普及を促し地域活性化へ貢献することを目的として「社会人が学び始めるといったマインドチェンジを実現する要因」について考察した。2018年より国立大学法人信州大学とコンソーシアムが実施している実践型リカレント学習プログラム「信州100年企業創出プログラム」を研究対象とし調査を実施した。その結果、社会人がマインドチェンジを実現する要因は「大学側からの動機強化の働きかけ」「実施主体(組織・場所)」「参加者側の事情(キャリア転換のタイミング、応募当時の状況に対する不満、家庭の状況など)」であることが明らかになった。また40代-50代は「大学側からの動機強化の働きかけ」が機能すると示唆された。