地域活性研究
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芸術祭を契機としてソーシャルキャピタルが形成されるのか
―森ラジオ ステーション×森遊会を事例に―
吉田 隆之
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2024 年 21 巻 p. 181-190

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抄録
芸術祭を契機として、住民らがプロジェクト「森ラジオ ステーション×森遊会」を通し自立的に活動してきた。即ち、①一緒に作業することで、アーティスト、住民、ボランティア、行政の間で、幅広い他者一般への信頼が構築され、②「元気に、無理なく、楽しむ」というモットーで、緩やかな規範が作られた。③異質な人や組織を結び付け、ネットワークが形成され、④信頼関係、ネットワークができたことで、自発的な協調が促進され、⑤10年間活動が継続された。その結果、アート活動で生じた共同体を軸に橋渡し型ソーシャルキャピタルが形成されたとする余地がある。一方で、地域活動の点からは、地区全体の広がりが見られず形成は認められなかった。
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© 2024 地域活性学会
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