京都大学大学院医学研究科臨床神経学(神経内科)
京都大学大学院脳神経外科
2008 年 48 巻 3 号 p. 208-210
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
発作時に失算,失書,手指失認を呈した症候性部分てんかんの1例を報告した.症例は34歳の男性である.反復的に,携帯電話でのメールの文字がさがしにくい,文字が書けない,計算ができなくなるエピソードを自覚し,頻回に検査課題を試みることでGerstmann症候群の3徴が明らかとなった.脳波と画像所見より左頭頂部からの部分発作による機能脱落症状と考えられた.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら