2013 年 53 巻 11 号 p. 1139-1141
研修必修化から8年を経て,本制度についての見直しが検討されている.到達目標や研修プログラムについての論点が指摘された.研修の質を保証し,社会に対する説明責任を果たすためにも現行の研修体制をアウトカム基盤型に再構築することが望まれる.その際,経験目標,行動目標をコンピテンシーとして再定義し,評価法はコンピテンシーの評価として真正性のある診療現場での評価(workplace-based assessment)であるminiCEXなどの新しい評価法の導入を検討すべきである.