臨床神経学
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<Symposium 30> 筋炎の病態研究の最近の進歩
皮膚筋炎特異抗体の最近の知見
藤本 学
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2014 年 54 巻 12 号 p. 1110-1112

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抄録

皮膚筋炎では,これまで知られていた抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体,抗Mi-2抗体に加えて,近年,抗melanoma differentiation antigen 5抗体,抗transcriptional intermediary factor 1抗体,抗nuclear matrix protein 2抗体などが報告され,その臨床的特徴が明らかになってきた.皮膚筋炎の約80%にいずれかの特異抗体が陽性になることから,本症の診断に有用なツールとなる.さらに,これらの抗体は,合併症や予後の予測や治療方針の決定,疾患活動性の判定にも有用であると考えられる.

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© 2014 日本神経学会
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