臨床神経学
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短報
Lissauer型進行麻痺を示した再発性神経梅毒の1例
仁科 拓也上森 麻美佐藤 智彦浅野 彰彦
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2018 年 58 巻 6 号 p. 395-398

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抄録

症例は52歳男性.44歳時に神経梅毒治療歴あり.3ヵ月前より持続する頭痛,記憶障害,発熱を訴え,左片麻痺を呈し頭部MRI拡散強調画像で右側頭葉に高吸収域を認めた.髄液検査で細胞数増加,梅毒検査陽性を認め神経梅毒再発と診断,Lissauer型進行麻痺と考えられた.梅毒抗体価が治療により低下しない例での再発,画像上脳血管障害類似の所見を呈すること等,神経梅毒の管理上の問題を痛感した1例であった.

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© 2018 日本神経学会
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