日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第5回大会
セッションID: p3-043
会議情報

ポスター発表
属性結合の視覚性短期記憶における検索負荷の影響
*近藤 あき齋木 潤
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
これまで視覚性短期記憶がどのような物体表象を保持しているかという問題が変化検出課題を用いて検討されてきた。先行研究から視覚属性の結合を要する変化検出は属性単独の変化検出よりも困難であること、さらに記憶表象への検索負荷が変化検出の成績に影響を与えることが示されている (Wheeler & Treisman, 2002)。しかし先行研究では結合する属性の組み合わせに応じて異なる刺激を用いて検討していた。そこで本研究は色、形、位置の3属性で定義された同一の刺激に対して、変化検出の遂行時にどの属性結合を要するかに応じて課題を分類した。さらに記憶表象への検索負荷を操作し、全ての属性結合において検索負荷が検出成績に影響するか再検討した。実験の結果、検索負荷が検出成績に与える影響は、色-形、色-位置結合では見られたが、形-位置結合では見られず、少なくとも全ての属性結合において生じるのではないことが示唆された。
著者関連情報
© 2007 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top