抄録
大学の情報基礎科目で、次回実施される小テストに関する予習教材を、携帯電話を用いて配信する実践を行った。本取り組みに対して、満足した学生群、どちらでもない学生群、満足しなかった学生群それぞれの、4回の小テストそれぞれに関して、予習した学生の割合を調べた。さらに、それぞれの学生群の本授業に対する意識、同じクラスの受講生の存在の意識、担当教員の存在の意識についても調べた。その結果、本取り組みに満足した学生は、満足しなかった学生に比べて、予習をしており、また本授業や本授業を担当していた教員の存在を意識していたと思われる。