日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第6回大会
セッションID: P3-18
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ポスター発表3:加齢・支援・感情
絵画における印象形成の時間相
*汪 キン三浦 佳世
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キーワード: 印象形成, 時間経過, 絵画
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抄録

絵画におけるさまざまな印象の形成時間と時間経過に伴うその変容を相関分析によって検討し、また印象形成に関わる要因についても考察した。その結果、絵画のタイプ(非写実画、風景画)にかかわらず、1)瞬間に生じて(30msec)変化しない印象(快、単純な、静かな)、2)比較的長い時間をかけて(1秒)生じる印象(好きな、美しい)、3)時間経過に応じて変化する印象(違和感のある、不思議な)の3種類のあることが示された。また、1)には低空間周波数成分のような視覚要因が関与し、2)には内容理解のような高次処理の関与する可能性が示唆された。また、3)に関しては、画像内での注目点の変化の関与することが考えられた。これらの結果は、絵画を見る際のさまざまな印象が異なる時間相で生じ、異なるレベルの要因によってもたらされていることを示唆するものである。

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© 2008 日本認知心理学会
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