日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第7回大会
セッションID: P2-19
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Web上におけるやさしい日本語表現
*杉島 一郎
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キーワード: 日本語表現, 自動翻訳, Web
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抄録
インターネットの普及と技術の進歩によって、世界中の人々が自分の使用する言語で情報発信をしても、自動翻訳により他言語使用者でもその情報を受け取ることが出来るようになってきた。日本語使用者にとっては日本語でホームページを作っても、世界中の人々が読めるようになってきたのである。しかし、日本語を自動翻訳した場合、うまく翻訳されない事態が多く見られ、誤解を生じかねない。本研究では、日本語がうまく翻訳されない原因の一つとして、日本語の持つ特徴に着目し、翻訳されやすい日本語表現について考察した。ホームページ上の日本語文をYAHOO!の自動翻訳を用いて英語に翻訳し、その英文を再度日本語に再翻訳して原文と比較し、誤訳が生じやすい日本語表現をピックアップした。その結果から、誤訳を生じさせにくい日本語表現上のルールを構築するための問題点を考察した。
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© 2009 日本認知心理学会
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