日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第8回大会
セッションID: P2-16
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ポスター発表2(感情・感性・記憶・言語)
空間的ワーキングメモリに対するプレッシャーの影響
*小林 晃洋大久保 街亜
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抄録
Choking Under Pressure現象について,不安が高まることでワーキングメモリ容量が圧迫されパフォーマンスが低下するといわれているが(Beilock et al., 2004),プレッシャーで不安が高まることを確かめた研究は少ない。一方Shackman et al.(2006)によれば,不安は空間的ワーキングメモリ容量を低下させるが言語的ワーキングメモリには影響を及ぼさないという。プレッシャーで不安が高まるのであれば,その影響も空間的ワーキングメモリにのみ現れると考えられる。本研究ではShackman et al.(2006)の手続きをもとにこの問題について検討した。結果からShackman et al.(2006)と同様の傾向がみられ,また特性不安が高い人がプレッシャーの影響をより強く受ける傾向があることがわかった。
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© 2010 日本認知心理学会
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