日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第8回大会
セッションID: P2-7
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ポスター発表2(感情・感性・記憶・言語)
違和感の日・中・韓・台国際比較
*箱田 裕司内野 八潮榊 祐子李 光五劉 暢中村 知靖
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キーワード: 違和感, 国際比較, 因子分析
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抄録
日本人の「違和感」の背景にある心的構造を明らかにするために、日中韓台の比較調査を行った。日常生活のどのような事例に対して「おや、変だ」と感じるのか、どのような言葉でそれを表現するのかということについて4カ国の調査を行ない、結果を因子分析にかけたところ、日中韓については、「快-不快」、「奇異性」の2因子が抽出されたが、第3因子については異なる因子が抽出された。台湾については他の3国とは異なる因子構造が抽出された。各事例の因子得点を求めたところ、「目にゴミ」など言わば生理的な事例は、3国で共通した心的空間に位置したが、多くの事例は異なる分布を示した。
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© 2010 日本認知心理学会
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