日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第9回大会
セッションID: P1-9
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ポスター発表1(記憶1)
視覚的選好(visual preference)に依存して変容する視覚的短期記憶
*高橋 純一河地 庸介行場 次朗
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抄録
本研究では,物体の空間配置に対する選好が視覚的短期記憶に及ぼす影響について検討した。参加者の課題は,9,7 または 5 個の物体からなるパターンについて個々の物体の空間位置を再生すること (空間記憶課題: 実験1) 及び反復呈示されるパターン上に配置された線分の傾きに変化があるか否かの判断をすること (非空間記憶課題: 実験2) であった。記憶課題後,偶発的に行われた好み評定課題 (5 件法) の結果から,パターンを好き (1-2) と嫌い (4-5) に分類して選好の影響を分析した。その結果,空間記憶課題においては,9 パターンで,嫌いなパターンの方が好きなパターンよりも再生成績が良かった。また,非空間記憶課題においては,全てのパターンで,線分が嫌いなパターン上に配置された場合の方が好きなパターン上に配置された場合よりも再認成績が良かった。以上より,空間/非空間記憶にかかわらず両記憶に視覚的選好が寄与することが明らかとなった。
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© 2011 日本認知心理学会
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