日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第11回大会
セッションID: O1-1
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口頭1 英語セッション(知覚・感性、注意、社会的認知)
脆弱性の認知が接近車両の到達時間の推定に及ぼす影響
紀ノ定 保礼臼井 伸之介
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抄録
接近車両の到達時間(TTC)の予測には、交通環境に関する知覚情報に加えて、接近車両の行動変容の可能性を考慮する必要がある。自動車の運転経験のある参加者17名は、液晶シャッターゴーグルを装着した状態で、右方から接近する自動車を注視した。接近自動車が光電センサを通過するとゴーグルが遮蔽され、参加者は自動車が自身の正面に到達したと判断した時点でボタン押し反応をした。接近自動車が光電センサを通過した時点から、参加者がボタン押し反応を行うまでの時間をTTCと定義した。参加者が自転車利用者及び歩行者の条件では、ドライバーの条件よりも、TTCの評定値が長かった。先行研究により、自動車のドライバーは脆弱性の高い道路利用者を回避した運転をすることが示されていることから、運転経験保有者が接近車両よりも脆弱性な立場では、接近車両が減速してリスク回避行動をとると期待したと考えられる。
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© 2013 日本認知心理学会
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