日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第11回大会
セッションID: P3-43
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ポスター3 知覚・感性、注意、社会的認知
背景音楽の調とテンポの変化が文脈依存記憶に与える影響
*田中 吉史水口 加菜
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抄録

背景音楽(BGM)を用いた記憶の文脈依存効果の研究では、BGMのテンポが実験参加者の覚醒度に影響し、それが記銘時と再生時で一致すると記憶成績が向上することが示唆されている。しかし、感情価に影響すると考えられるBGMの調の効果については充分に検討されていない。そこで本研究では、調とテンポ以外のBGMの特徴を統制するため、記銘時と再生時で同一楽曲を用い、調(長調/短調)とテンポを変化させ、偶発学習の自由再生における成績を比較した。その結果、記銘時と再生時とで調が一致する条件(長調)では調が異なる条件よりも成績が良かったが、テンポが一致するかどうかでは差が見られなかった。また再生時の気分評定の結果から、長調の場合には活動的快が高く、今回の実験では快感情が自由再生を促進している可能性が示唆された。

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© 2013 日本認知心理学会
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