日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第11回大会
セッションID: O5-7
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口頭5 社会連携セッション(知覚・感性、注意、思考・言語)
高齢者における運動変更の困難さにかかわる認知的要因
*勝原 摩耶*井関 龍太*上田 彩子*熊田 孝恒
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抄録
高齢者における運動変更の困難さは,現在の運動の中止,新規な運動の開始それぞれの運動プランを並列的に処理することによって生じていると考えられる。本研究では,一方の手の運動(運動1)からもう一方の手の運動(運動2)に切り換えを必要とするAction change task(手の運動変更課題)を作成し,この問題について検討した。実験は,手の運動方向が運動1と2の間で異なるDifferent direction条件,動作の手のみが異なるSame direction 条件と運動1のみで終了する Single movement baseline 条件で構成された。主として運動1の終了から運動2の開始の間の時間的な関係を若年者と高齢者で比較した。
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© 2013 日本認知心理学会
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