日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第12回大会
セッションID: P2-14
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ポスター発表2 記憶,思考・言語
懐かしさが認知的作業に与える影響
*林 美都子
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抄録
林・斎藤(2013)は、懐かしさを感じさせる音楽を用いて実験を行い、懐かしさは楽しくリラックスした擬似的なまどろみ状態をもたらすため、認知的作業の活動が低下するというNEMURICO(Nostalgic Enhancements Make Us in a state of Relief in an Inactive COgnition)仮説(林・斎藤,2013)を提唱した。本研究ではこの仮説を検討するため、昨日を思い出させた非懐かしさ群と小学校時代を思い出させた懐かしさ群それぞれに、思い出す前後に1ケタの足し算課題を2分間ずつ行わせ、その計算量を比較した。その結果、思い出す前の両群の計算量には差がないが、思い出した後では、懐かしさ群のほうが非懐かしさ群よりも計算量が少ないことが示された。すなわち、記憶に基づく懐かしさによっても認知的活動が低下することが示され、仮説の適用範囲が拡大された。
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© 2014 日本認知心理学会
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