抄録
私たちにとってお菓子は身近な存在であり、幼少時の懐かしい思い出にもなっている。お菓子の自伝的記憶については、お菓子に関する過去のエピソードが、現在のお菓子及びより広く食に対する考えや行動にも影響を及ぼすこともある(坪井 2014)。お菓子に関するエピソードについては、様々な感情が伴っていることも多いが、そこには対人的状況も関わってきていると考えられる。実際、個食などは現代社会の問題ともなってきている。個食の問題自体は食事が主なものであり自伝的記憶との関連も既に検討されている(飯塚 2014)が、お菓子への関わり方は食事への関わり方にもさまざまに影響すると考えられることから、お菓子の自伝的記憶における対人的状況について感情評定の面から検討した。