日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第18回大会
セッションID: PT1_6
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ポスター1
課題無関連な視覚刺激の高低が発声ピッチ反応の高低に与える影響
鈴木 悠介永井 聖剛
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抄録

我々は視覚刺激が高い/低い位置に提示されたときに高/低ピッチでの発声を求められるとき、逆の組み合わせよりも、発声までの反応時間が短くなることを見出し空間位置の高低とピッチ高低に関する情報が知覚および運動反応システムにおいて共有されていることが示唆された(鈴木・永井, 2019 関西心理学会)。本研究では、視覚刺激の空間位置が課題無関連な場合においても、空間位置高低が発声ピッチ反応に影響を及ぼすのか検討した。実験参加者は、高いまたは低い位置に提示される視覚刺激の色(赤または緑)に対し、高いまたは低いピッチの発声を行うことが求められた。色と発声ピッチの組み合わせは実験参加者間でカウンターバランスされた。実験の結果、課題無関連な視覚刺激であっても空間位置の高/低と発声ピッチの高/低に対応が認められ,同効果の頑健性が示された。

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© 2021 日本認知心理学会
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