日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第19回大会
セッションID: O-A03
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口頭(感情・思考・発達)
人の判断プロセスの解明に向けたマウス軌跡の実験的検討
*白砂 大香川 璃奈本田 秀仁
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抄録
人はしばしば、限られた時間や認知資源の中で、1~2秒程度のごく短い間に判断を行う。その判断は、正確なことも多い一方で、誤っていることもある。これらの違いは、どのような判断プロセスのもとで生じるのだろうか。本研究はこの点を、マウスカーソルの軌跡を指標として簡易的に検証することを試みた。行動実験では、実験参加者は白黒の格子画像が呈示され、「黒い面積が全体の半分以上か」を「はい」か「いいえ」で回答することが求められた。マウス軌跡に基づく分析の結果、刺激呈示後1秒付近において、マウスの速度が最大に達する傾向、および参加者の誤答が多い傾向が確認された。人は判断を始めてから約1秒前後の時点で、認知的葛藤を感じていないものの誤った判断を行うケースが多いということが示唆された。
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© 2022 日本認知心理学会
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