日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第19回大会
セッションID: P1-B10
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ポスターB
コロナウイルスワクチンの受け入れ態度に関する要因の検討
*今津 慎大郎楠見 孝
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抄録
本研究の目的は,新型コロナウイルスのワクチン接種への態度に及ぼす要因を検討することにある。特に,ワクチンに対する感情と効果の認知,さらに,健康リスク/ベネフィット認知に際して重要な役割を果たしているニューメラシー等を検討する。本研究では新型コロナウイルスの第5波流行中の2021年8月下旬に,ワクチン未接種の全国の20-70歳台の男女1103名を対象にweb調査を実施した。その結果,ワクチン接種の受け入れ態度とワクチンに対する感情やワクチンの効果認知との強い関連が見られた。さらに,受け入れ態度と強い関連のあった各々の要因と, ニューメラシー,周囲の意見分布や情報源への信頼性等の尺度得点との関連,インフルエンザや子宮頸がんワクチンとの差異を分析する事でワクチン接種に対する詳細な態度形成プロセスが明らかとなった。
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© 2022 日本認知心理学会
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