日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第19回大会
セッションID: P2-C10
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ポスターC
表面的に矛盾した陰謀論信奉は核となる信念から生じているのか
*眞嶋 良全藤田 翔大宮澤 里羽佐々木 愛実山 元気横山 僚
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抄録
陰謀論への信奉では,表面的に矛盾している複数の陰謀論が同時に信じられていること,コアとなる説明体系がこの相関を媒介していることが示されている (e.g., Wood et al., 2012)。本研究では,事前登録を行った先行研究の追試を行い,文化を通じた知見の普遍性,および先行研究とは異なる対立構造を持つ陰謀論に対する知見の拡張可能性を検討した。異なる4つのカバーストーリーにランダムに割り当てられた総数 835 名が参加した研究の結果,矛盾している陰謀論信奉が同時に保持されている点についてはおおむね予測通りの結果が得られたものの,コアとなる説明体系が個別の陰謀論に与える影響では説明しきれない,個別の(矛盾した)陰謀論間の関連性も見られた。このことは,個別の陰謀論がすべてコアとなる説明体系から生じた派生物とは限らないことを示唆していると考えられる。
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© 2022 日本認知心理学会
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