日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第19回大会
セッションID: P2-C11
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ポスターC
標準化された記憶検査における実際の成績と予測された成績の関係
-改訂版ウエクスラー記憶検査(WMS-R)とリバーミード行動記憶検査(RBMT)による検討-
*清水 寛之
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抄録
本研究は,大学生92名を対象に,標準化された2種類の記憶検査(改訂版ウエクスラー記憶検査 (WMS-R)とリバーミード行動記憶検査(RBMT))を個別的に実施し,実際の課題成績と予測された課題成績の関係を検討した。それぞれの記憶検査において検査参加者は,遅延課題の設けられた下位検査について,直後課題の遂行に引き続いて検査者から遅延課題が予告されたときに,遅延検査の成績を予測することが求められた。既報(日心,2017)により,それぞれの記憶検査において遅延成績の予測は実際の遅延成績よりも有意に低く,全体として過小予測であることが示されている。本報告では,特定の記憶検査における一部の下位検査課題のもとで実際の成績と予測された成績との間に有意な正の相関が認められたことを示す。したがって,記憶課題の状況によって実際の成績の予測の正確度が異なることが示唆された。
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© 2022 日本認知心理学会
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