日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第21回大会
セッションID: P_C06
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ポスター(社会的認知・発達・教育・学習)
物に付与された名前がアニマシー知覚に与える影響
*萩尾 和真齊藤 俊樹渡邊 克巳
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抄録

アニマシー知覚とは、対象物に対して意図や生物性を感じることである。これは、社会的な関係構築の前提として重要であると考えられている。社会的な関係構築において重要な人や動物を認識する記号として名前がある。名前が物に記されていると、名前はその物の所有者の存在を認識させる役割を持つ。また、物自体の名前としてぬいぐるみやロボットに名前がつけられ、生き物のように扱われることがある。本研究では、物に付与された名前の有無がその物に対するアニマシー知覚に与える影響を検討した。参加者は、物に名前が付与されていない条件、所有者の名前が付与されている条件、物自体の名前が付与されている条件の3条件ごとに物に対するアニマシー知覚の程度を回答した。結果から、物に付与された名前と物へのアニマシー知覚の関係について議論する。

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