コンクリート工学
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テクニカルレポート
生産性向上に寄与できる機械式鉄筋定着工法の適用拡大と性能評価─摩擦圧接技術を活用したプレート定着型せん断補強鉄筋を例として─
畑 明仁大宮 正弘山本 平中原 二郎
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2017 年 55 巻 10 号 p. 874-881

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抄録

機械式鉄筋定着工法をせん断補強鉄筋に適用する技術について,筆者らの一部は,コンクリート工学1998年11月のテクニカルレポートにおいてその可能性について報告していた。その後,種々の構造物への適用を進めながら実績を積み上げてきたが,昨今,建設現場での生産性向上を目指す取組み「i-Construction」に有効な手法として,設計段階からの採用が望まれるようになっている。本稿では,機械式鉄筋定着工法の適用実績について紹介するとともに,性能の評価方法,使用方法に関する最新の研究について報告する。

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© 2017 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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