コンクリート工学
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テクニカルレポート
桟橋式岸壁にてリプレイサブル構造の床版を用いた現地実証試験結果の技術的評価
泉田 裕増門 孝一志賀 守
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2020 年 58 巻 11 号 p. 871-877

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抄録

今後建設から50年を迎える港湾施設が急増していく中で,施設の建設や維持管理に要するライフサイクルコストを低減させていくことは喫緊の課題である。また,港湾構造物の中でも桟橋の上部工は塩害による劣化が最も生じやすく,定期点検診断において容易に点検作業が行えないため,点検の作業性向上が課題であった。そこで,あらかじめ取り外しが容易な上部工として検討されたのがリプレイサブル構造の桟橋である。本稿は,リプレイサブル構造の床版を用いた現地実証試験結果とその技術的評価について報告する。

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© 2020 公益社団法人 日本コンクリート工学会
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