2021 年 59 巻 4 号 p. 329-334
東根川橋は,110mの支間長および22.6mの橋脚高を有するPC3径間連続ラーメン箱桁橋であり,ウェブ厚さが400mmと薄く,内ケーブルが多列多段に配置される箇所がある。ウェブ上部からの打込みや締固めは内ケーブルと干渉し,材料分離や締固め不足による充填不良が懸念される。そのため,狭隘なウェブ部での充填性確保を目的として,コンクリート充填シミュレーションやモックアップによる試験施工を実施した。また,張出し施工の一部が夏期の配管圧送となり,圧送性を確保するためにこわばり低減剤を適用した。本稿では,これらの取り組みについて報告する。