2025 年 63 巻 3 号 p. 230-235
国内初となる海上でのスリップフォーム工法によるRCケーソンの急速施工を行った。気温変化の大きい条件下で型枠を一定の速度で上昇させるために,気温予測値をもとに遅延剤の添加量を自動計算するアプリケーションを構築し,コンクリートの硬化時間の制御を行った。また,スリップフォーム工法の型枠が下側に開いた構造であり,型枠下部からの脱水が生じていた。それらを模擬できる円柱供試体用の型枠を作製して強度試験を実施し,強度管理を行った。本稿では施工概要とコンクリート管理について報告する。