超高層建物の地上解体工事の生産性向上に向け,スラブの斜め切断が可能なコンクリートカッターを用いた工法を確立することを目的として,斜め切断コンクリートカッターの仕様を実験的に検討した。切断ブレードの取付向き,ブレードの取付位置および車輪位置の仕様について検討し,切断効率の向上に効果的な仕様を明らかにした。また,切断時に発生するノロ水を再生水と脱水ケーキに分離する装置,吊取り解体工法の揚重作業を効率化する吊上げ装置と治具を開発した。さらに,これらの装置を超高層建物の解体工事に適用し,斜めスラブ切断を用いた吊取り解体工法の有用性を確認し,従来のブロック解体工法に対する生産性向上の効果を検証した。