主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 263-267
自動運航船の開発において、船舶運動を再現するシミュレータの需要が高まっている。従来、MMGモデルやAbkowitzモデルなどが提案されてきたが、本研究では特に低速操縦時の船舶運動性能を簡便に推定できるモデルを対象としている。CPP(Controllable Pitch Propeller)のモデルに関する研究は多く存在するが、CPPの不平衡流体力を考慮したモデルはなかった。そこで筆者らは、拘束模型試験を基に不平衡流体力を考慮した簡便なCPPモデルを提案した。さらに、本研究では水槽試験ではなく航走データからモデルを推定する手法を提案し、水槽試験に基づく従来モデルとの精度比較も行った