主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 619-627
実海域中での推進性能向上のためには波浪中抵抗増加の推定精度向上が重要である。しかし低速における波浪中抵抗増加については水槽側壁の反射影響があるため従来の設計船速付近での水槽試験に比べて検証は多くない。また低速運航での斜航角は設計船速付近で運航する場合に比べて大きくなる。従来の斜航前後力推定法は小アスペクト比の誘導抵抗を導入して設計船速付近での斜航角(±5度程度)での精度向上を行うものであるが、大斜航状態では斜航前後力の正負が逆転するため推定精度の改良が必要なことが水槽試験により明らかになっている。本論文では1) 波浪中抵抗増加推定法の低速域への拡張、2) 斜航前後力推定法の大斜航への拡張を行った。それぞれの改良モデルと試験値との比較、さらにそれを用いて実海域における主機出力を推定し、モデル改良による影響を評価した。