主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 695-699
国際海上コンテナ輸送における経路全体のCO2排出量に占める港湾の割合は僅かである。しかし、港湾において毎年着実なCO2排出量の削減を実現し、2050年迄のカーボンニュートラルが達成できるとしても、他の輸送モードに比べ相対的に脱炭素化の進展が遅ければ、意図せずしてCO2排出の最大の発生源となる可能性もある。CO2排出量が荷主企業の港湾経路選択の決定要因の一つになる社会情勢となれば、港湾のCO2排出量に占める割合の高さは、国際コンテナ戦略港湾政策に影響を与える可能性も示唆された。港湾が他の輸送モードの脱炭素化の進展に後れをとらないためには、資本力の小さい港湾運送事業者による高額な脱・低炭素荷役機械の導入に対する適切な政府補助政策が求められる。